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9月の農作業 2019.9.1更新


南部版


  水稲 ◇出穂時期
出穂した状態
出穂した状態
 例年、8月26日前後を目安に出穂時期となります。高温が続くと、出穂日(※)も早くなります。
 水稲の管理は、出穂日を基準に防除や水管理、刈り取りを判断するため、しっかりと記帳しておきましょう。
穂が茎から出始めたら出穂といい、田の半分が出穂した状態が出穂日となります。その後、全茎数の8~9割が出穂した時期が穂ぞろい期です。

◇水管理

 出穂後、9月10日ごろまでが穂ぞろい期(乳熟期)にあたります。この時期は、稲が最も水を必要とするので、土の表面が白く乾かないように管理します。
 ただし、潅水状態を長く続けると根が傷み登熟不良となるため、適度に管理しましょう。穂ぞろい期以降は、根が弱らないように間断潅漑(かんがい)(三湛四落)を行ない、登熟を助けます。
 落水は出穂後30日を目安にします。ただし、湿田では通常より早く落水します。
 落水後、好天が続く場合は走り水をして登熟を助けましょう。
 落水時期が早いと粒の肥大が悪く、未熟粒や死米が増加し、食味も低下します。一方、落水時期が遅れると、収穫や乾燥作業も難しくなります。

◇出穂後の防除
トビイロウンカ(秋ウンカ)
トビイロウンカ(幼虫) トビイロウンカ(メス短翅型)
幼虫 メス短翅型
 坪枯れの原因となるトビイロウンカの防除時期です。稲の株元を手でたたき、水面か虫見板に落ちた幼虫が1株あたり5匹以上確認できる場合は、直ちに防除を行ないましょう。トビイロウンカは一枚の田の中でも発生に偏りがあるため、5~6ヵ所調査します。
 イナゴ・カメムシ類との同時防除には「トレボン粉剤DL」、穂いもち・カメムシ類との同時防除には「ビームスタークル粉剤5DL」を散布します。
 周囲が住宅地、または散布機がない場合は、「スタークル粒剤」を散布します。吸収が早く、翌日には効果が出てきます。
 出穂後の水田周辺の草刈りは、カメムシを水田に追い込むことになるため行ないません。

◇土づくり
 土づくりを行なっているほ場では、近年の異常気象による生育不良を最小限に抑えることができます。
 秋の荒起こしから代かき前までに「オイスターミネラル」や「粒状ミネラルG」などを施用し、全天候型稲作を目指して土づくりを行ないましょう。



  野菜 ◇秋まき野菜のは種
 暑い日が続くと害虫の活動が活発になることが予測されます。無理な早まきはせず、適期に、は種を行ないましょう。

○ダイコン
 9月10日から10日おきに種をまき、収穫期をずらします。早くまいたものはスが入りやすくなるため、年内には収穫しましょう。1株2~3粒の点まきにし、本葉3~4枚で2本に、本葉6~7枚で1本にします。
 追肥が遅れると太りが悪く、硬く煮えにくくなるので、本葉1枚・4枚・7枚時の間引きと同時に、「やさい化成2号」を1aあたり3~4kg施用します。

○ブロッコリー
 8月下旬~9月中旬に定植を行ないます。畝幅150cm、株間50cmの2条植えとします。
 定植2週間後に、追肥として「やさい化成2号」を1aあたり10kg施用しましょう。2回目は頂花蕾が見える前に10kg、側花蕾を収穫する場合は、頂花蕾の収穫後に6kg施用します。

○レタス
 9月中旬~下旬に定植します。畝幅120cm、株間30cm、条間35cmの2条植えとします。結球始めに追肥として「やさい化成2号」を1aあたり4kg施用しましょう。ナメクジ対策として、「スラゴ」を食害発生時に株元に散布します。

○タマネギ
 生食用の種まきは9月10日ごろ、貯蔵用の種まきは9月25日~27日ごろです。
 基肥は、は種の10日以上前に施用します。苗床1㎡あたり「豊穣」3kg、「粒状ミネGスーパー」100g、「やさい化成1号」100gとします。畝幅は120cmです。
 覆土、鎮圧し潅水した後、ワラなどを敷いて乾燥を防ぎます。立ち枯れになりやすいため排水溝を深く切っておきます。


◇秋冬野菜の追肥
 秋冬野菜は初期生育が早いため、遅れないように追肥をしましょう。追肥が遅れ、あわてて肥料をたくさん与えると、病気や虫が増え、肥料分をバランスよく吸収できなくなり、品質を落とすことになります。また、株の間を軽く耕して、株元へ土寄せを行ないます。

◇秋まき野菜の防除
 気温が高いと、キスジノミハムシなどの害虫が活発に活動することが予測されます。は種・定植前には「ダイアジノン粒剤5」などを散布し、害虫の駆除を徹底しましょう。また、苗の定植時や、は種時には「プリロッソ粒剤」を株元へ散布します。
 なお、農薬の使用時は必ず登録内容をご確認してください。


  果樹 ◇温州みかんの管理
 着果量の多い樹は、ミカンが2S(横径55mm)以下の小玉となり、翌年は不作になってしまいます。
 横径45mm以下の果実は徹底的に摘果を行ない、適正着果量に努めましょう。
 あわせて、サビダニ、ハダニ、アザミウマの防除を重点的に行ないます。

◇カキの管理

 9月に入り、気温が下がるにつれて肥大が旺盛になり、着色が進みます。着色不良や汚損果を減らすために、園内の除草、徒長枝の除去、結果枝の枝吊りを行ない、風通し、日当たりを改善します。
 台風被害で落葉した場合、落葉程度に応じた再摘果を行ないましょう。枝折れなどでできた傷口は平らに削り、「トップジンMペースト」などで保護します。
 9月以降も気温が高く、降雨の多い年には、炭そ病が多く発生するので「オンリーワンフロアブル」の3,000倍(収穫前日まで/3回以内)で予防しましょう。

◇イチジクの管理
 降雨後は、果実の裂開部に雨水が入っていないか、変色していないか注意します。
 秋口の降雨後に気温が低くなると、果実の裂開が大きすぎることを懸念して、早採りになる傾向があります。食味を重視した収穫を心掛けましょう。
 また、8月下旬~9月にかけて雨が続き、過繁茂していると、サビ病が発生しやすくなります。
 サビ病の被害を受けると、葉裏に鉄サビのような褐色の斑点が現れ、早期落葉します。
 発生を確認したら、被害葉を園外へ持ち出して焼却するとともに、「アミスター10フロアブル」の1,000倍(収穫前日まで3回以内)、または「トリフミン水和剤」の2,000倍(収穫前日まで/3回以内)で防除をしてください。
 なお、防除翌日は、収穫を休む必要があります。

◇礼肥 (地域共通)

 収穫後から落葉期までは、樹勢回復や貯蔵養分の蓄積に重要な時期です。
 礼肥により葉・根が活力を回復し、貯蔵養分の蓄積を促進します。
 秋根が活動している9月上中旬に、チッ素主体の速効性肥料を年間施用量の2割程度施用します。
 雨が少ない場合は、潅水を行ないましょう。

◇新梢管理 (地域共通)
◇病害虫防除 (地域共通)
◇潅水 (地域共通)


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  水稲 ◇刈り取り
 コシヒカリの刈り取り目安は、出穂後45~50日が適期です。刈り遅れにならないよう気を付けましょう。
 青味籾率は、バインダーで10%、コンバインで5%となります。コンバイン収穫は、バインダー収穫よりも3~5日遅らせます。

◇籾の乾燥
 コンバインで収穫した籾は、袋詰めしたまま時間が経過すると発酵して変質するため、数時間以内に通風乾燥します。
 毎時0.8%の水分減で乾燥します。高温高速で乾燥すると、米にひびが入る胴割粒などが発生します。胴割粒は精米すると砕けてしまい、食味低下の原因となるので、急激な乾燥は避けましょう。14.5~15.0%の籾水分に仕上げます。

◇籾すり
 すり減ったロールでは籾の混入などで調整が困難になるため、事前に新品と交換し、玄米への籾の混入やロールずれを少なくします。
 肌ずれを予防するためには、乾燥終了後、約10時間経過した後に籾すりします。

◇調整
 ライスグレーダーや米選機は、1.85の網目で調整を行ない、整粒歩合80%以上を目標にします。

◇出荷
 JA出荷用米袋へ皆掛重量30.5㎏に計量して出荷してください。
☆栽培履歴等の提出
JAへの米の出荷者とJA共同乾燥施設の利用者は、必ず8月末までに生産履歴とチェックシートを最寄りのグリーン店に提出してください。

◇混米防止
 混米防止のため、刈り取り・乾燥・調整の前には、コンバインや乾燥機などの清掃を十分に行なってください。
 また、品種が変わる都度、丁寧に清掃してください。


  野菜 ◇秋まき野菜のは種・定植
○ホウレンソウ
 石灰が少ないと生育不良になるため、は種14日前までに「苦土セルカ2号」などを1aあたり15kg施用し、7日前に基肥を施用します。
 は種前には十分潅水しておき、は種は2cm間隔で行ないます。7~8mm覆土後、くわで鎮圧し、切りワラを敷きます。

○キャベツ
菌核病
菌核病
 定植の畝幅は、結球時の大きさによって変えます。基本は畝幅135cmとし、株間35cmの2条植えの千鳥で定植します。株間を広げるほど、結球は肥大化します。
 寒くなると生育が遅れ、結球不良となるため、年内に収穫する場合、9月中旬までに定植しましょう。
 菌核病が発生するほ場では、予防として結球初めに「シグナムWDG」を散布します。

○ハクサイ
軟腐病
軟腐病
株元が腐ったようになり、
異臭を放つ。
 畝幅は、結球時の大きさによって変えます。早生で120㎝、中生・晩生で畝幅135cmとし、株間は40~45cmの2条植えで定植します。
 寒くなると生育が遅れ結球不足となるため、9月中旬までに定植するようにします。
 軟腐病が発生するほ場では、予防としては種時、または定植時に「オリゼメート粒剤」を1aあたり600g全面土壌混和します。
 根こぶ病の発生が見られた畑では、植え付け前に「オラクル粉剤」を1aあたり3kg全面土壌混和します。また、品種は根こぶ病に強い「きらぼし」をまきます。


◇追肥と中耕・土寄せ
 追肥は遅れないように施用します。また、追肥と同時に中耕・土寄せも併せて行ないます。追肥の位置は、作物の生育に合わせて変えます。
施肥量の目安(1aあたり)
肥料名 キャベツ ブロッコリー ハクサイ ダイコン ホウレンソウ
基肥 豊穣 200kg 200kg 200kg 100kg
苦土セルカ2号 10kg 10kg 10kg 15kg
やさい化成1号 10kg 15kg 10kg 10kg
福山やさい有機
189号
10kg
追肥 やさい化成2号 6kg×2回 10kg×
2~3回
4kg×3回 3kg×3回
福山やさい有機
129号
3kg×2回

◇病害虫防除
 は種(定植)時には、初期のコナガ・アオムシ・アブラムシの予防を目的に、「プリロッソ粒剤」を定植した苗の株元へ散布します。
 散布場所は、植え穴ではないので注意しましょう。
 は種(定植)10日後に、葉に穴が開くようなら「アディオン乳剤」で一斉駆除を行ないます。
 また、病気の予防として「ジマンダイセン水和剤」を混合して散布します。
 は種(定植)1ヵ月後、結球を始めるころに、仕上げ剤としてハスモンヨトウなどの幼虫を対象に「プレオフロアブル」、または「アファーム乳剤」を必ず散布します。
 ダイコンサルハムシが加害する場合は、「モスピラン顆粒水溶剤」を散布します。
 なお、農薬の使用時は必ず登録内容をご確認してください。

ダイコンサルハムシの被害
ダイコンサルハムシ ダイコンサルハムシ ダイコンサルハムシの被害


  果樹 ◇ブドウの収穫
 着色が房全体にぼんやりと進む場合は、着色不良となりやすくなります。
 原因として着色期の気温高、果粒の過肥大、結果過多、肥料の遅効、過繁茂などが考えられます。
 枝の登熟や着色、糖度を確認のうえ、着果量の見直しを行ないましょう。
 また、棚下に2~3割の光が当たるよう副梢や徒長をしている新梢を除去し、明るさを調整します。
 日持ちを良くするために、果実温の低い早朝に収穫を行ないましょう。

◇新梢管理(地域共通)
 収穫後、発生する副梢は、貯蔵養分を浪費し、枝の登熟を妨げます。
 遅伸びの原因としては、チッ素過多・遅効き、結果量不足、強せん定などが考えられます。
 副梢の発生が旺盛な樹は、ねん枝、摘芯、かぎ取りをしましょう。
 核果類では秋季せん定で徒長枝除去などを実施し、ブドウでは副梢管理(除去、摘芯、ねん枝など)を徹底します。

◇病害虫防除(地域共通)
 葉を健全に保ち、樹勢回復、貯蔵養分の蓄積を促すため、収穫後も病害虫防除を欠かさず行ないましょう。

◇潅水(地域共通)
 果実の収穫後は樹体の水分量が減少しています。
 乾燥状態が続くと、早期落葉や樹勢低下を引き起こします。乾燥防止に努めましょう。

◇礼肥 (南部版参照)



 

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タンパク質…ふっくら度
アミロース…粘り度
食味値…総合評価
品質
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詳しくは、各グリーンセンターまで。
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畑作7項目(pH・EC・リン酸・石灰・苦土・加里・腐植)
採取時期:
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基本項目の診断費用
1サンプル 300円(税抜) (8月~11月までの特別価格)


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