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ごあいさつ
身近で親しまれるJAを目指して 代表理事組合長 佐藤 宏
 昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大により、共済友の会や年金受給者の集い、地域とのコミュニケーションを図る農業祭など、各種行事・イベントが中止や延期に追い込まれました。また、組合員・利用者のお宅を訪問する、ふれあい訪問活動や出向く営農指導に関しても、感染予防を徹底したうえで実施しましたが、コロナ禍での自粛や制約があり、十分な活動はできませんでした。
 こうした状況の中、自己改革の基本目標である「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」を実践するため、「第三次JA福山市地域農業ビジョン」に基づき、地域農業の核となる担い手・新規就農者を育成する農業塾や栽培講習会など、3密対策を行ない開催しました。さらに、農業法人や認定農業者などの農業経営をサポートする農業振興支援事業の拡充を図り、生産基盤の向上に取り組みました。また、生産量日本一を誇る特産のクワイが、農水省の地理的表示(GI)保護制度の登録を受け、さらなるブランド力強化と生産振興に努めました。「地域の活性化」に向けた取り組みでは、スマートフォンアプリLINEを活用した「JA福山市営農情報」として、肥料や農薬、栽培講習会の案内の他、病害虫の注意警戒情報などリアルタイムで発信しました。さらに、「食と農の交流館」のSNSを開設し、「FUKUYAMA ふくふく市」や食農教育活動など幅広い情報を発信して、次世代の新たなJAファン拡大に向けて取り組みを展開しました。また、より強固な内部管理態勢と健全な財務・収支状況を将来にわたって維持し、地域に根差した協同組合として存続を図るため、第三次支店再構築の最終目標である福相支店と有磨支店を統合した芦田支店を新設しました。
 こうした取り組みの結果、令和2年度末の貯金残高は前年度より179億円増加し8,244億円、貸出金残高は前年度より63億円増加し、1,608億円となりました。その他の事業も概ね順調に推移し、事業管理費の節減に努めた結果、当期剰余金は前年度を2億9千万円上回り、14億2千万円を計上いたしました。さらに、経営の健全性を示す自己資本比率は、基準の8%を大幅に上回る14.97%となり、経営基盤の強化を図ることができました。
 令和3年度は、地域になくてはならない協同組合として、組合員・地域の皆さまからの負託に応えられるよう、引き続き総合的なリスク管理態勢とコンプライアンス態勢の充実・強化に努めてまいります。そして、「身近で親しまれるJA」のキャッチフレーズのもと、役職員一同全力で事業に取り組んでまいりますので、ご支援とご協力をお願いいたします。
令和3年6月