第60回 通常総代会開く
全議案、慎重審議で可決
めざせ!「身近で親しまれるJA」
6月25日、広島県民文化センターふくやまで第60回通常総代会を開きました。
総代会では、令和5年度事業報告と令和6年度事業計画を含む7議案を上程。慎重な審議の結果、全議案を原案通り可決しました。
総代会では、令和5年度事業報告と令和6年度事業計画を含む7議案を上程。慎重な審議の結果、全議案を原案通り可決しました。
良好な事業実績を報告し身近なJAづくり伝える
本年の通常総代会は、令和6年3月30日に当JAが設立60周年を迎えたことを記念して、「広島県民文化センターふくやま」で開催しました。
占部組合長があいさつの中で、令和5年度は概ね順調に推移し、事業管理費の節減に努めた結果、経常利益が24億円を超えて過去最高額となったことや、約16億円余の当期剰余金を計上することができたことを報告。令和6年度は、「中期3か年計画」並びに「第四次JA福山市地域農業ビジョン」を着実に実践し、役職員が一体となって「身近で親しまれるJA」づくりに取り組んでいくことを伝えました。
続いて、来賓を代表して枝広直幹・福山市長、横山広志・広島県東部農林水産事務所所長、吉川清二・JA広島中央会会長(上野信之・同会専務理事代読)が祝辞を述べられました。
次に、占部組合長が総代定数500人、6月25日現在の総代数500人中、本人出席286人、書面による出席205人、合計491人(午後1時30分現在)が総代会に出席したことを報告。総代数の半数以上の出席により総代会が成立したことを宣言しました。
占部組合長があいさつの中で、令和5年度は概ね順調に推移し、事業管理費の節減に努めた結果、経常利益が24億円を超えて過去最高額となったことや、約16億円余の当期剰余金を計上することができたことを報告。令和6年度は、「中期3か年計画」並びに「第四次JA福山市地域農業ビジョン」を着実に実践し、役職員が一体となって「身近で親しまれるJA」づくりに取り組んでいくことを伝えました。
続いて、来賓を代表して枝広直幹・福山市長、横山広志・広島県東部農林水産事務所所長、吉川清二・JA広島中央会会長(上野信之・同会専務理事代読)が祝辞を述べられました。
次に、占部組合長が総代定数500人、6月25日現在の総代数500人中、本人出席286人、書面による出席205人、合計491人(午後1時30分現在)が総代会に出席したことを報告。総代数の半数以上の出席により総代会が成立したことを宣言しました。
議長に小山敏明氏を選任し質疑応答重ねて慎重審議
議案審議に先立ち、熊野選挙区総代・小山敏明氏を議長に選任。小山議長の進行で、藤田専務が報告事項の「令和5年度貸借対照表、損益計算書及び注記表の内容並びに会計監査人の監査報告及び監事の監査報告」と、第1号議案の「令和5年度事業報告及び剰余金処分案」を、DVDの上映とあわせて説明しました。杉原代表監事が「剰余金処分案は、法令又は定款に適合しており、事業報告の内容は、法令及び定款に従い、組合の状況を正しく示しているものと認める」と監査報告を行ないました。
引き続き、第2号議案の「令和6年度事業計画」をDVDで分かりやすく説明し、議場で質問を求めながら審議を進めました。特別決議事項の第3号議案「定款、定款附属書役員選任規程及び定款附属書総代選挙規程の一部変更」では、出席者の挙手による採択をはかり、出席者3分の2以上の賛成を得て原案通り可決・決定しました。
引き続き、第2号議案の「令和6年度事業計画」をDVDで分かりやすく説明し、議場で質問を求めながら審議を進めました。特別決議事項の第3号議案「定款、定款附属書役員選任規程及び定款附属書総代選挙規程の一部変更」では、出席者の挙手による採択をはかり、出席者3分の2以上の賛成を得て原案通り可決・決定しました。
全議案を原案通りに可決し謝辞述べ事業計画の達成誓う
慎重審議の結果、上程した7議案を原案通り可決したほか、松浦常務が「JAバンク基本方針」の変更について報告。閉会のあいさつは、在間常務が令和6年度の事業計画の達成に向けて全力で取り組む決意を述べ、総代会が終了しました。
【通常総代会提出議案】
報告事項1 | 令和5年度貸借対照表、損益計算書及び注記表の内容並びに会計監査人の監査報告及び監事の監査報告について |
第1号議案 | 令和5年度事業報告及び剰余金処分案の承認について |
第2号議案 | 令和6年度事業計画の設定について |
第3号議案 | 定款、定款附属書役員選任規程及び定款附属書総代選挙規程の一部変更について |
第4号議案 | 規約の一部変更について |
第5号議案 | 理事報酬の決定について |
第6号議案 | 監事報酬の決定について |
第7号議案 | 退任理事に対する退職慰労金の贈呈について |
報告事項2 | 「JAバンク基本方針」の変更について |
占部組合長あいさつ(抜粋)
農業を取り巻く環境は、農業者の高齢化による担い手不足や耕作放棄地の増加、生産資材の価格高騰など、農業の継続に関わる課題が山積しております。また、農業政策においては、食料の安定供給や農業の持続的な発展に向け、農政の憲法といわれる「食料・農業・農村基本法」が25年ぶりに改正されるなど、大きな転換期を迎えています。
こうした中、当JAは「食と農を基軸として地域に根差した協同組合」を目指し、自己改革を実践するため、具体的な取り組みを展開しました。「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」への取り組みでは、令和4年度に策定した「第四次JA福山市地域農業ビジョン」に基づき、地域農業の振興に努めました。出向く営農指導では、指導体制の充実・強化を図り、ニーズに即した栽培管理や技術指導などを実践したほか、作物の品質向上や生産量増加を目指して、各地域の多様な担い手を対象とした講習会を開催し、延べ2,400人を超える参加をいただきました。さらに、長引くロシアのウクライナ侵攻などの影響により肥料価格が高騰する中、農業振興積立金を活用した独自の支援策を引き続き実施し、農家組合員の生産コストの低減に努めるなど、「持続可能な農業」の構築に向けて幅広い支援に取り組みました。「地域の活性化」では、コロナ禍で自粛していた農業祭を各地域で再開し、地域住民との関係強化や農業への理解醸成に努めました。また、新たな取り組みとして、組合員同士の交流や健康で豊かな暮らしづくりを目指して、管内の全地域から参加を募り「第1回JA福山市杯 グラウンド・ゴルフ大会」を開催したほか、「年金受給者の集い」では、三山ひろしさんと市川由紀乃さんのジョイントコンサートを行ない、多くの方々に喜んでいただきました。また、令和5年度も総代との地区別座談会を開催し、当JAの自己改革への取り組みについて、活発な意見を交わしました。組合員や利用者に対して最前線で渉外活動をするライフサポーターにおいては、産地に出向いて生産者から直接学ぶ農業体験研修を行ない、JAの根幹である「農」の知識向上に努めました。
このような取り組みの結果、収益の柱となる貯金残高は、資産の運用方法の多様化と、長引く低金利の影響を受け、令和5年度は前年度対比98.5%の8,167億円となりましたが、貸出金残高は前年度対比102.6%の1,812億円となりました。そのほかの事業も概ね計画通りに推移し、事業管理費の節減に努めた結果、経常利益は、24億4千万円を超え、過去最高額となりました。そして、当期剰余金は16億1千万円を計上することができました。さらに、経営の健全性を示す自己資本比率は、基準の8%を大幅に上回る16.53%となり、経営基盤の強化を図ることができました。
令和6年度は、「中期3か年計画」と「第四次JA福山市地域農業ビジョン」の最終年です。設立60周年の記念の年でもあり、特別な金利設定をした定期貯金や住宅ローンの取り扱い、豪華出演者による年金受給者の集いの開催、プレミアムな旅行企画など、さまざまな記念事業を実施してまいります。引き続き、地域になくてはならない協同組合として、総合的なリスク管理態勢とコンプライアンス態勢の充実・強化に努め、組合員・利用者の皆さまからより信頼され「身近で親しまれるJA」を目指して、役職員一同全力で事業に取り組んでまいりますので、より一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
こうした中、当JAは「食と農を基軸として地域に根差した協同組合」を目指し、自己改革を実践するため、具体的な取り組みを展開しました。「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」への取り組みでは、令和4年度に策定した「第四次JA福山市地域農業ビジョン」に基づき、地域農業の振興に努めました。出向く営農指導では、指導体制の充実・強化を図り、ニーズに即した栽培管理や技術指導などを実践したほか、作物の品質向上や生産量増加を目指して、各地域の多様な担い手を対象とした講習会を開催し、延べ2,400人を超える参加をいただきました。さらに、長引くロシアのウクライナ侵攻などの影響により肥料価格が高騰する中、農業振興積立金を活用した独自の支援策を引き続き実施し、農家組合員の生産コストの低減に努めるなど、「持続可能な農業」の構築に向けて幅広い支援に取り組みました。「地域の活性化」では、コロナ禍で自粛していた農業祭を各地域で再開し、地域住民との関係強化や農業への理解醸成に努めました。また、新たな取り組みとして、組合員同士の交流や健康で豊かな暮らしづくりを目指して、管内の全地域から参加を募り「第1回JA福山市杯 グラウンド・ゴルフ大会」を開催したほか、「年金受給者の集い」では、三山ひろしさんと市川由紀乃さんのジョイントコンサートを行ない、多くの方々に喜んでいただきました。また、令和5年度も総代との地区別座談会を開催し、当JAの自己改革への取り組みについて、活発な意見を交わしました。組合員や利用者に対して最前線で渉外活動をするライフサポーターにおいては、産地に出向いて生産者から直接学ぶ農業体験研修を行ない、JAの根幹である「農」の知識向上に努めました。
このような取り組みの結果、収益の柱となる貯金残高は、資産の運用方法の多様化と、長引く低金利の影響を受け、令和5年度は前年度対比98.5%の8,167億円となりましたが、貸出金残高は前年度対比102.6%の1,812億円となりました。そのほかの事業も概ね計画通りに推移し、事業管理費の節減に努めた結果、経常利益は、24億4千万円を超え、過去最高額となりました。そして、当期剰余金は16億1千万円を計上することができました。さらに、経営の健全性を示す自己資本比率は、基準の8%を大幅に上回る16.53%となり、経営基盤の強化を図ることができました。
令和6年度は、「中期3か年計画」と「第四次JA福山市地域農業ビジョン」の最終年です。設立60周年の記念の年でもあり、特別な金利設定をした定期貯金や住宅ローンの取り扱い、豪華出演者による年金受給者の集いの開催、プレミアムな旅行企画など、さまざまな記念事業を実施してまいります。引き続き、地域になくてはならない協同組合として、総合的なリスク管理態勢とコンプライアンス態勢の充実・強化に努め、組合員・利用者の皆さまからより信頼され「身近で親しまれるJA」を目指して、役職員一同全力で事業に取り組んでまいりますので、より一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。